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Fortunate Edmund
旧 Tiny Margaret and Large Julian
猫餌のこと
まずは、ちょっと口を開けて、外の様子を伺うジュリアン翁です。
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さて、体重をほぼ病前に戻したジュリーですが、それで余裕が出たのか、最近は、メインの餌の方を残して、食べたい餌を主張するようになってきました。おやつ扱いにしているドライフードの方が沢山欲しいんです。冷蔵庫の扉を開ける度に、保存瓶と同種の瓶の蓋が開く度に、キッチン秤を取り出す度に、期待に満ちあふれた顔でやってきます。でも、そうはいきません。それじゃあ健康維持上困るので、メインの缶詰を食べ終えるまで、おやつはあげません。でも今は夏なので、あんまりいつまでも缶詰の餌をお皿に残しておきたくない。だから、気の短い私は、実力行使に出ます。ジュリーを餌の台まで強制的に運び、両側からお腹を支えて食器の前で固定し、「食べなさいよ~」と言うんです。するとジュリーは、……………という、しばし無言の葛藤状態を経て、その餌を食べ始めます。割と高確率で。

ジュリーってば、そんなに私が怖いんでしょうか?猫なのに従順。いやぁ、照れるなぁ…

ジュリーは、生後一年ぐらいの頃、心臓が肥大気味と診断されました。当時、ラグドールみたいな純血大型猫にはそういうリスクがあるみたいに聞いた気がします。もちろん、心音を聞こうとすると大興奮してしまうのが猫ですから、なかなか正しい診断は出来ません。麻酔をかけて心音を取って、少し異常がある、みたいな結果に落ち着いたと思います。でも、麻酔をかけると心音自体が弱くなって、これまたちょっと、平素とは違ってしまうとも聞きました。その後も折々に心音を聞いてもらってきましたが、今では、もう何も言われません。果たして本当に心臓に問題があったのか、今となっては、謎なばかりです。

が、そのおかげで、今まで長生きしているのかもしれません。ジュリアンの食事は、1歳からずっと獣医さんの処方する療養食なんです。10歳前後までは心臓病用のHill's h/dでした。心臓病の療養食はナトリウムの制限が大きいので、とっても不味いみたいです。そして、猫用h/dが廃盤になって、腎臓用のHill'sのk/dに切り替えました。途中でドライに変更したり、また缶詰に戻したりしましたが、獣医さんの勧めを受けて、基本的にはこの二つです。

昨年の大手術前の半年ぐらいから毛玉以外を吐くことが増えたので、食品アレルギーを疑った獣医さんの提案で、現在おやつにしているRoyal CaninのVeterinaryラインのシニア食に代えました。それと、手術後に復活してきてからしばらくは、消化の良いRoyal CaninのSensitivity Control s/oのチキンのパウチを与えてましたし、本当に状態の悪かった間は、ゆで魚や、食べる気を起こさせるためのジャンクな青魚系のウェットフード(スーパーに売ってるようなやつ)もやりましたっけ。その頃は、ジュリーにとって、味覚天国夢だったと思います。

現在は、再びk/d中心の生活に戻りました。

ジュリーが病気から復活し、大型猫種の雄にしては大分頑張って老後を過ごしてくれている一つの理由は、こういった餌事情にあるんじゃないかなと思っています。普段から療養食(=薄味)に耐えているので、症状によって違う餌に変えることが簡単なんです。大抵の食事は普段の食事より美味しいんですから。これが美食家だったら、まず食事の制限で参ってしまうかもしれないなと思います。猫は基本的に犬より美食家で食べ物にうるさいので、病気の時に餌で苦労する飼い主さんが、いざとなったら何でも食べる犬の場合より、ずっと多いのです。

話は脇にそれますが、ドッグフードよりキャットフードの方が基本的に嗜好性が高く出来ているらしいです。だからマギーは、ジュリーの療養食さえも欲しくてたまりません。すぐに盗みにきます。なので、マギーが来て以来、ジュリーの餌は高い台の上に置かれるようになりました。マギーは、それでも、台の下にこぼした分を漁ろうとします。一方、ジュリーはドライフードLoveなので、マギーの餌の音がすると誤解してやってくることがあります。結局不味いのか食べないんですが、マギーが餌の皿から離れると、ちょっと覗いてみたりするんですよ。で、そんな時のマギーの剣幕は、すごいです。絶対的力量としては、圧倒的にジュリー>>>マギーのはずで、普段は負けっぱなしなんですが、いざ自分のテリトリー(餌とトイレとベッド)が侵されそうになると、ジュリーには大変な勢いで抗議します。人間には全く抗議しないところを見ると、自分がジュリーよりランク下とは認めたくないようです。そうですね、「ちょっとアンタっ、何してるのっ!警察呼ぶよっ ギャンギャン」ってな感じで抗議し、それに対してジュリーは、「いや、冗談冗談、そんなにキーキー怒りなさんなって」な感じで軽く一鳴きして、のっそりと去って行きます。一応、良くない事をしているという自覚があるようで、大変面白いです。でも、これは逆も真なりでして、マギーがジュリーの絶対的テリトリーを少しでも侵そうものなら、激しく猫パンチを見舞われて、三倍返しで撃退されます。「おいっ、ワレ何しとるんじじゃっ、どつきまわすぞっ!!ニャァアアアア」に対して、「あ、いえ、ちょっとほんの出来心でして、キャインキャイン」って感じで6年ですよ。懲りない二匹です。

と、話は大幅にずれましたが、もう一つの餌事情が運んだ幸運は、老齢の猫と切っても切れない腎臓機能の低下が少ない(数値上は全く出ない)事です。獣医さんの勧めでh/dからk/dに変更したことからも明らかですが、双方、成分が似ているそうです。なので、ジュリーは1歳の時から腎臓サポート食を食べているのと同じ状態なんですよね。k/dは、腎不全に近いような猫ちゃんたちが、老齢になってから処方される餌ですから(そして食べたがらない子が多くて飼い主さんが苦労するんですけど)、腎臓への負担が相当軽い餌ということになります。そういう類いの餌を1歳から食べているので、そりゃ、腎臓も若いということなんでしょう。

思わぬ効用に、今は最初の獣医さんの慎重さに感謝してます(それに異国でもこういうユニバーサルな餌は問題なく手に入りますし)。そしてこの経験で、マギーの餌も基本が療養食なんですよ。ま、マギーは不満バリバリなんでしょうけど、おやつに野菜と果物をあげてますしね(って、植物犬?>それで、ウンチが多い?)

ジュリーは正真正銘の老齢猫なので、次は何が来るのかと不安で仕方ない部分もあります。でも、むやみに心配したって飼い主が貢献できることの餌の管理だけなので、なんとか頑張りたいと思います。って、ジュリーにしちゃ、「アンタダッテ、チュウネンナノニ、オイシイモノバッカリ、タベテルジャニャーカッ!」って感じでしょうけどねぇ。いや、私だって、毎日食べても飽きない大好物の刺身を制限されているのだよっ。

あ、ちなみにジュリーも、時々は、ササミの茹でたのとか、海苔をほんの少しとか、もらってますよ。ストイックすぎても生きる喜びが減りそーですから。あ、マギーも。
[2009/07/02 14:06] | ジュリアン | コメント(6)
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コメント
二匹の対決、見てみたいなぁ・・機会があればぜひ!動画で・・。
それこそ、セリフつきで見たい感じですよ。ふふふ。

ネコのフードのほうが美味しく出来てるって面白いですね。確かにネコは美食家かも。うちもそろそろクムのフード買い足さなくちゃです。替えてみたい気持ちもあるけど、そのままのほうがいいのかなー
[2009/07/02 17:45] URL | ぐっぴー #- [ 編集 ]
fruitbuns さんの猫犬語の通訳がツボでした。笑わせていただきました。
ペットのフードってバカにしちゃいけないですね。(いや決してバカにしてたんじゃないのです)そんなに効果が期待できるとは、それも長く忠実に続けてこられたからなのでしょうけど。以前に質問した手作りご飯なんてやはり、飼い主の自己満足にすぎないような気がしてきました。(私には無理)そこまでの療養食は、人間の食事だって難しいと思います。それをうまく嗜好の物と兼ね合わせて管理されてるのが、すごいです。ジュリーちゃん、マギーちゃんはfruitbunsさんのところに来て、本当に幸せ者ですね。
[2009/07/02 17:54] URL | メイのばぁば #mQop/nM. [ 編集 ]
ジュリーちゃんは世界のラグの希望の星です(大げさ?)
どうかどうかまだまだ元気で長生きしてくれますように、と心から祈っております。
でもやはり健康は食から…は常識ですよね。そうか~療養食か…
すでに濃い味大好き(すぐにトッピングを要求)なうちの子のことを考えると暗澹たる思いになります。甘やかすだけが愛情じゃないですもんねえ。
fruitbunsさんの毅然とした態度を見倣わなくては!!

しかし二匹の関係性、ほんとに面白い。ジュリー&マギーで番組1本できそうです!BBCに売り込まれては!?
[2009/07/02 19:34] URL | usainu #- [ 編集 ]
>ぐっぴーさん
動画を撮りたいんですが、二匹の絡みは唐突なので、無理っっ…
こういう時は多飼いしてる感じがして、本当に面白いんですけど、普段はまったく無関係ですよ。

餌を色々変えることの問題があるとしたら、アレルギーが出た場合なんです。食べてるものの種類が多ければ多い程、アレルギー特定は難しくなります。一般的には、わからないアレルゲンを探すよりも、今までに食べてない餌を与えるという方式を取るんですが、それが極端にやりにくくなるんです。だから、いいのが見つかるまで2、3種類ぐらいなら変えても平気だと思いますが、成分の公表がいい加減なメーカーや、弱小メーカーのは、止めた方が無難かもです。

>メイのばぁばさん
犬猫語は、赤ちゃん言葉以外は割と好きだったりして<オイッ
笑っていただけて幸いです。本当に、そういうやり合いなんですよね。

餌は、本当に飼い主さんの考え方次第なんです。私の場合は、自分の寝食を削ってまで犬猫の食事には関われないし、私以外はもっと無理。なので、犬猫の生活を安定させるために、誰でも同様に給餌できるというのを条件に、その中で一番よい方法として、療養食を食べさせているんです。メイちゃんはマギーの小さい頃と一緒でお腹が強くないようですから、食べるものは吟味が必要かもですね。涙目にいいと聞くとこれ、毛葺きにいいときくとあれ、って気になっちゃうのは確かなんですけどね。

>usainuさん
いやぁ、BBCはちょっと… でも、ワーナー(?)なら行けるか?トムとジェリーのパクリみたいですもんね。

餌は、健康なうちは美味しいものを食べさせてやりたいものなんですよね。わかります。ジュリーが死線をさまよったとき、「鰹節をお腹いっぱい食べないまま死んじゃ駄目だよ」って励ましましたから。そして、死なれると嫌なので、今はまた鰹節を制限してますよ。

別に療養食でなくてもいいと思うんですが、高齢猫は本当に腎臓で苦しんでいる子が多いので、早いうちから、出来る範囲で腎臓を労るフードを選んだ方がいいとは思います。猫の場合は、腎臓は必ず年齢とともにかなり劣化するものらしいんです。大丈夫な子もたまにいるみたいですが、純血種の猫はやっぱり遺伝的にも弱さを持ってますからね。新しい種類ですし。
[2009/07/02 20:55] URL | fruitbuns #CvGW3GPU [ 編集 ]
こんばんはー
ジュリーちゃんってそっかぁー実はうちの高1の息子と一緒の年なんですよ!!1993年、息子は11月生まれだからちょっとお兄さん!
長生きなんですね。
猫ちゃんのことは全然わからないのですが、猫の年と犬の年って人間に換算するといっしょぐらいなのでしょうか?

fruitbunsさんは文章書かれるのが上手ですね!うらやましいです!!
私の声・・・お恥ずかしいですがたまに娘に間違えられます。もうちょっと落ち着いた声になりたいんですけどね・・・。ただ声だけで、見た目はもうはぁ・・・です><
[2009/07/02 22:30] URL | みえ #kWSW7Y5M [ 編集 ]
>みえさん
あ、息子さんと1ヶ月違いの同級生ですか。それは奇遇な。

猫の年も、だいたい犬の年の数え方と同じだと思います。こんなページがありました。
http://www.vets.ne.jp/age/

これによると、10月生まれで現在15歳のジュリーは79歳、12月生まれで現在6歳のマギーは42歳という所でしょうか。9ヶ月のぷりんちゃんは、13歳で、思春期ですよ。扱いにくい時期ですか?

[2009/07/03 02:02] URL | fruitbuns #CvGW3GPU [ 編集 ]
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